Yamato Honda

ニンニクには多くのアミノ酸が含まれます。アルギニンは成人だと、グルタミン酸から体内合成ができ、必須アミノ酸ではありませんがその生成量が少ないため外部摂取も必要とされる成分です。アルギニンは疲労回復、免疫向上、血管拡張効果が知られていて妊活にも応用されています。

このキチンキトサンはカニ、エビなどに多く含まれ採取されたものが健康維持のために脚光を浴びていています。有機栽培で育成された野菜には、虫から出された、この キチンキトサン を含有し ファイティングケミカル（微量栄養素） として有益な働きをします。

私が毎日朝起きてすぐに日課として口にするのが黒ニンニク、玉ねぎ茶、琵琶茶です。そして健康に悩んで私の所にアドバイスを受けに来た人が同じように実践して体質改善をしています。

ニンニクのあの独特の臭み成分は虫から、ニンニクが身を守る為といわれていますが、確かにニンニクはあまり虫に食われたりしません。その意味では非常に無農薬有機栽培に適した作物といえます。なぜ有機栽培のニンニクなのか、日本の農薬状況にも関係します。

ニンニクのもつ成分でビタミンＢ群の中でも圧倒的に含有量の多いビタミンＢ６についてです。ニンニク１００ｇ中ビタミンＢ６の成分量は、生ニンニクで１、２３５ｍｇと圧倒的に多く含んでいます。ビタミンＢ６不足は、免疫機能の低下、精神状態の劣化、心臓の状態の悪化などの老化現象、及び感染症、癌などを起こしやすくします。

ニンニクの血栓予防作用のニューヨーク州立大学の研究結果を紹介します。ニンニクからアジョエンという成分を取り出し効果を試したところ抗血液凝固剤と同等か、それ以上の効果がみられたといいます。また、心臓発作の防止効果の研究結果も発表されています。

ニンニクは、「元気の源」のようなイメージがありますが、その一つがニンニク成分のなかで「アルチアミン」の効果があります。この「アルチアミン」は、ビタミンＢのコンプレックスの栄養剤「アリナミン」の名前の由来にもなっています。

ニンニクには強力な殺菌力があり、もともとニンニクが自然のなかで虫に食べられるのを防ぐための防御機能で、通常は畑にあってもニオイがほとんどありませんが、ニンニクの茎や葉っぱを傷つけたり、あるいは、虫が食べたりすると、ニンニクの特有の成分である「アリイン」が空気と反応しあの独特のニンニク臭「アリシン」になります。実はこの、空気にふれて反応してできる物質「アリシン」は、任意区にとっては外的である虫よけですが、強力な殺菌効果があります。

アメリカのＮＣＩがデザイナーズフードとして、癌予防に効果的な食品の最上位のランクにニンニクをあげてからますます。ニンニクの癌に対する予防効果が認められたと思います。もはや、日本人の二人に一人が癌にかかる時代、私の周りにも、またか、と言えるほど癌にかかってしまう知人が増えています。そして、地域のがんセンターも、癌を発見し、紹介状をもっていっても、手術まで２ヶ月待ちということもあります。

ニンニクは、日本では、主に滋養強壮にいいということで、食べられてきました。ニンニクとコレステロールの海外の最新研究結果紹介。歴史的にも古代エジプトでピラミット建設の労働者に、重労働に耐えられる様にニンニクが配られたという記録もあります。欧米では、ニンニクを主にコレステロール低下などの循環器系の改善に注目を浴びています。