ニンニクの栽培の方法。

ニンニクの栽培の方法。 栽培方法
ニンニクの栽培の方法。

今回はニンニクの栽培についてです。ニンニクは10月ごろ種ニンニクを植え付けし冬を越して翌年6月ごろ収穫となります。我が家は静岡県在住で無農薬有機栽培でニンニクの自家栽培を行っています。ニンニクは青森が有名でスーパーでは中国産よりかなりの価格差で売られています。ここ静岡でも気候的には何も問題なくおそらく日本全国のほとんどの地域で栽培可能です。家庭菜園にも適しています。

ニンニクの栽培の方法。

ニンニクは家庭で食材として購入して料理に使った余りなどでも自然なも(発芽防止剤不使用)のであれば勝手に発芽してしまいます。

ニンニクの栽培方法を紹介します。我が家では有機農法で毎年栽培しています。

従って農薬・化学肥料は一切使いませんがかなりの収穫があります。家庭菜園規模で栽培するのであればかなりおススメです。今回はもう少し詳細に紹介します。

とても生命力が強く逆にいえば栽培が簡単といえます。

時期は10月上旬ごろ植え付けますが静岡では11月下旬ごろでも十分間に合います。

ニンニクを有機農法で栽培。

私の行っている有機栽培では化学肥料に長年浸かってきた土を改良するのに3年~5年かかります。

本来有機栽培は当然土の中の微生物が大事なので農薬は一切使わない栽培法ですので他の野菜では最初のうちは害虫に負けてしまうことが多々ありますが、ニンニク栽培では虫の害はありませんので家庭菜園で行うとしたら最初から有機肥料に無農薬でOKです。

土作りは化学肥料であれば窒素、リン酸、カリウムでリン成分が多めの肥料を選びますが有機栽培であれば例えば家庭用の生ごみをコンポストで発酵させたものでもかなり特大ニンニクが収穫できます。

一点だけ注意店点はニンニクはアルカリ性を好むので通常は苦土石灰を使いますが有機農法では焚火、薪ストーブで出た灰が最適でアルカリ土にするだけでなく成長自体もかなり良くなります。

焚火は煙が最近うるさくすぐ消防車出動になってしまうので小さく燃やす必要があります。

薪ストーブを使用している友人がいれば灰は普通は捨てるものなのですこしもらい受けて来れば良いと思います。

少し規模を多めに栽培するのであればマルチで行うのが適しています。

これはビニールで土をすっかり覆ってしまい植え付けの部分だけ丸く穴をあけます。草取りの手間もだいぶ早まり霜の害からも守ってくれますが寒冷地でなければどちらでも構いません。

春(3月)頃までやること。


春(3月)頃までやることをあげます。


最近は真冬でも元気に繁殖する雑草がありますのでたまに草取りが必要ですが有機栽培の考えはその雑草も抜き取ったら土中に埋めて肥料にします。

そしてマルチ使用の場合20個に1個くらい行儀のよくないニンニクがいてビニールの中に芽が挟まって出て来ないのがあるので芽だしを行います。

それ以外は手入れは基本的には一切不要です。

ニンニク栽培に黒マルチの使用。

できれば黒マルチの使用の方が後の手入れが簡単です。

マルチは穴あきタイプの方が楽ですが穴無しタイプの場合種ニンニクの大きさに合わせて感覚を調節できる利点があります。

畑の面積が限られている場合はすこし間隔を詰めても良いでしょう。

感覚は15cm~25cm位で種ニンニクの大きさに合わせて一粒に分けて植え付けます。

例えば小粒の種ニンニクであれば感覚を詰めて植え付けしても構いません。

穴あけは長さ30cm位の長さの金属製パイプなどで簡単に開けられます。

植え付け深さは5cm位ですが種ニンニクの大きさに合わせ調節します。写真の様な芽が土から楽に出て来れるくらいの深さのイメージです。

ニンニク栽培工程。


水やり・追肥


マルチ使用の場合比較的保水が保てるので水やりは基本的に不要ですが、乾燥するようであればその都度水をくれます。

追肥は種まき後一~二カ月に一度ほどですがマルチ使用の場合マルチの上からの施肥なので粒上の肥料で穴あけ部から染み込む様にします。

有機栽培の場合も細かな肥料を使います。私は、米ぬかぼかしやコーヒーの出がらしが便利なので使っています。

施肥用に別に穴を開けると雑草のもとになります。

芽つみ。



5月頃のなるとニンニクの芽が出てきます。

つぼみ状の芽が15cmほど伸びたら切り取ります。

放置すると芽の方に栄養分を吸い取られてしまいますので大事な作業ですがニンニクの芽は料理して食べられますのでニンニク栽培は「一度で二度おいしい」といえます。

このニンニクの芽ほのかにニンニクの香りがして炒め物に最適です。

収穫。



いよいよ収穫です。6月ころにはもう収穫できます。

葉が半分ほど枯れてきたら収穫できます。なるべく晴天の日を選びます。

ニンニクは割と少しのキズから傷みやすいので雨の日は避けて下さい。

保存。



2~3日天日干しした後10株程束ねて軒下で重さが半分になるくらいまで3~4カ月程陰干しします。


以上ですが野菜の有機栽培は体にとって最高の薬です。

しかし有機栽培は面倒と思われている方もニンニク栽培の場合ある程度の有機質の土作りをしておけば、ニンニク特有の臭みで虫の害が出ませんので比較的栽培しやすく栄養価も高いのでおすすめです。

まとめ

今回は「ニンニクの栽培の方法。」というテーマでお送りしました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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