ニンニクには多くのアミノ酸が含まれます。アルギニンは成人だと、グルタミン酸から体内合成ができ、必須アミノ酸ではありませんがその生成量が少ないため外部摂取も必要とされる成分です。アルギニンは疲労回復、免疫向上、血管拡張効果が知られていて妊活にも応用されています。
ニンニクのアルギニン含有量。
生ニンニクで100g中110mg。
発酵黒ニンニクだと388mg含有します。
ちなみに、体内でアルギニン製造の元成分であるグルタミン酸は生ニンニクのは21.73mgで黒ニンニクでは、11,33mgです。
黒ニンニクは低温発酵するため、当然ですが増加する成分と減少する成分があります。
アルギニンの体内生成量。
最近、子供の身長をのばすサプリとしても関心がもたれていますが、アルギニンの体内生成量は、乳幼児の場合、ほとんど生成されません。
体内製造が不可能なため子供の時は必須アミノ(体外から摂取が必要なアミノ酸)になります。
ですが、大人になると生成することが可能になります。
しかし、その生成量が少ないため準必須アミノ酸とも言われ、特に、ストレスを受けた時は、生成量はとても追いつきません。
したがって、ニンニクなどの食物から、適量を補う必要があります。
アルギニンの効果。
アルギニンの効果のついて紹介します。
アルギニンは、体内で血管を拡張する一酸化窒素を生成するので、血管拡張効果が知られています。
その硬貨の結果、血流改善ができ、循環器系の疾患や、内皮機能不全の改善、美肌作用、冷え性を抑える効果も期待できます。
また、疲労回復効果があり、疲労の原因をつくる物質の一つアンモニアが、肝臓の尿素サイクルで無毒の尿素に代謝されるのをアルギニンがサポートして代謝機能を挙げます。
また免疫を強める効果では、アルギニンから生成された一酸化窒素がマクロファージ細胞(白血球の一種で体内の異物を排除する細胞)の活動を活性化させ、免疫力を強めます。
また、アルギニンは成長ホルモンの分泌を促す効果があり、身長を伸ばすサプリにも使われていますが、効果は未知数です。
妊活に応用されるアルギニン。
アルギニンは妊活にも応用されています。
アルギニンは子宮放射状動脈の血流と内膜を増加させる効果が期待できます。
さらに、卵母細胞や胚が増加し妊娠が促進したという結果も報告されている。
また、妊娠高血圧症候群の予防にも有効であったというデータもあります。
一方、男性の精子数を増やし、精子の活動を活性化する効果もあります。
これは、アルギニンが成長ホルモンの生成を促すことで、精子数を増加し、精子の運動に重要な働きのあるポリアミンを生成するからです。
アルギニンを多く含む食べ物 。
アルギニンを多く含む食べ物を紹介します。
アルギニンを比較的多く含む食べも物はニンニク以外だと、牛肉、鶏肉、牛乳、クルミ、枝豆などがあります。また、最近は健康サプリメントの成分にも含まれるのことも多くなりました。
まとめ。
今回は「」というテーマでお送りしました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメント