ニンニクの含有成分「マグネシウム」について。

ニンニクの含有成分「マグネシウム」について。 効果
ニンニクの含有成分「マグネシウム」について。

ニンニクには多くの微量ミネラルを含有していますが、その中の一つがマグネシウムでニンニクの含有量は生ニンニク100g中25mgです。マグネシウムも抗酸化作用、血圧低下作用、心臓病予防、糖尿病予防など健康な体を維持するための様々な効果が確認されています。

マグネシウムの不足がもたらす不利益。

マグネシウムの不足がもたらす不利益についてです。


マグネシウム不足は確実に老化を早めるといわれています。

また特に心臓には重要なミネラルです。

私たちは一般に加齢に応じてマグネシウムの摂取量が減り、さらに吸収率もさがり不足しがちな傾向があります。

マグネシウム不足は短命の傾向もあります。

動物実験で若い動物にマグネシウムを欠乏させると老いた動物にみられるような血管の異変や神経系筋肉の異変が起きます。

動物実験でも分かるようにマグネシウム不足は動脈硬化、不整脈、心臓発作高血圧、糖尿病につながるインシュリン異常といった老化現象を早い時期から引き起こします。

マグネシウムの抗酸化に関する作用。


マグネシウムの不足でサイトカインという炎症性の物質がふえ、活性酸素を増加させます。

さらに長期間のマグネシウムの不足は、体内のビタミンEを消耗させ、ビタミンE不足に追い込んでしまうと言われています。

フランスの農業試験場栄養研究センターの研究では、マグネシウムの不足が、細胞内の活性酸素の活動を活発にさせ老化のスピードを加速させるとしているとの発表をしています。

マグネシウムの不足している動物の細胞は活性酸素を受けやすく、細胞膜が硬直しカルシウムの正常な膜透過に異常を起こし、カルシウムが細胞内に入れなくなり細胞障害や老化現象になるということです。

さらに、最悪は細胞にあるミトコンドリアへのダメジを与え様々な機能低下を起こすと考えられています。

マグネシウムの心臓病予防効果、血圧低下効果。


心臓病疾患を起こした患者の53%がマグネシウムの不足だったというデータがあります。

これはマグネシウムには心臓病の原因の動脈硬化のもととなる血栓を作り易くする物質の生成を抑える機能があるからです。

さらに、血管の収縮を抑え血圧の上昇をふせげるとい研究結果もあります。

オランダのエラスムス大学の研究では、やや高血圧の中高年の女性が一日485gmgのマグネシウムサプリメントを半年間摂取したところ、飲んでない人より血圧が上が2,7で下が3,4低くなったということです。

マグネシウムの糖尿病の予防効果。

マグネシウムには糖尿病の予防効果があります。


マグネシウムが不足すると血栓ができやすくなり、血管は収縮し、血圧が上がり不整脈になりインシュリン異常を起こすといいます。

実際、糖尿病患者の細胞や血液中ではマグネシウムの含有量が非常に少ないという結果があります。

まとめ。


マグネシウムは骨の強化にも関係し、カルシウムを摂取した場合その半分量のマグネシウムがないと骨の代謝につながらないという。

マグネシウムは老化防止を考えると専門家の意見では200~300mgの摂取が適量だという。

ただじ、腎臓に障害のある人は、御承知の通りマグネシウムを摂取を増やすことは控えなければなりません。これは要注意項目です。

マグネシウムは例えば生ニンニク100g中に25mgもあり、他、納豆、海藻、ナッツ、野菜、果物、乳製品その他広範囲の食品に含有されています。

あくまでも微量ミネラルなので老化防止、心臓病予防という目的では基本的には食品から摂取が良いでしょう。

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