ニンニクの含有成分鉄分について！

ニンニクに含まれるミネラル成分のうち鉄分は１００ｇ中生ニンニクで1.７ｍｇです。鉄分は、通常の食生活からみると、不足はあまり問題にならず、とりわけ、妊活中、妊娠中、出産後の女性に重要です。

妊活女子にはたん白質の次に鉄分が重要。

妊活女子にはたん白質の次に鉄分が重要になります。

鉄分は粘膜を作る元になります。お腹のなかの、赤ちゃんにとっては、その粘膜がクッションになります。鉄が不足するとその粘膜が固くなってしまいます。

妊娠前であれば一日２ｍｇの鉄が必要です。さらに妊娠中であれば最低でも４ｍｇは必要です。

また鉄は赤血球を作る元となりますので、妊娠中は、胎児への酸素供給も大事な機能で鉄は欠かせません。また最近女性の間で、肌の美容にコラーゲンを摂るひとも増えましたが、摂取したコラーゲンそのものがそのまま肌のうるおい成分になるわけでなく、一度体内で分解されます。

そして、その再合成に鉄分が必要となります。出産後の女性が「シワが出来やすくなった」とよく言われるのは、鉄不足が原因で、コラーゲンが作られないからです。

皮膚の合成、骨の合成にも鉄分が関わっています。

ニキビができやすかったり湿疹が治りにくかったりするのは、鉄不足の可能性もあります。

鉄分は体内でフェリチンとして貯蔵します。

鉄分は体内では貯蔵鉄フェリチンとして蓄えられます。

そして、体内で必要な分だけ取り崩して使用されます。

また鉄分は微小ミネラルで摂り過ぎると悪影響がでることが分かっています。

一つは血中の鉄分が多すぎると悪玉コレステロール（ＬＤＬ）を毒性のある変性コレステロールに変える作用があることが分かっています。

これは心疾患の原因になるとみられています。

また、鉄分の過多は老化を促進したり、直腸がんの誘発の危険性も指摘されています。

鉄分の不足は貧血を引き起こします。

特に妊活、出産においては欠かせない栄養成分だが通常は普通の食生活であれば不足することはないと考えた方がいいです。

現にニンニクにも１．７ｍｇの含有があります。

そして、もし不足が懸念であれば、サプリで摂取するまえに、体内のフェリチン量とかを測定するなり、貧血など症状が鉄不足かどうかを医療機関でしっかり確認してからのほうが良く、過剰摂取の問題を避けるためのも、自然の食品から摂取するのが一番よさそうです。

今回は「ニンニクの含有成分鉄分について！」というテーマでお送りしました。

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